脂肪吸引っていう言葉で、どんな手術を連想しますか?
痛そう、危なそう、凸凹になりそう、傷が残りそう、
本当に痩せるの?、リバウンドしないの?・・・
一般的にはこういった心配が多いと思います。
さて、その真偽はどうなのでしょうか。
美容外科暦10年の専門医が脂肪吸引について
専門的に詳しく、かつ、なるべくわかりやすく噛み砕いて分かりやすいようにご説明します。
実際に脂肪吸引を受けた患者様の、生の体験談をたくさんご覧いただけます。
Q&A掲示板やメール相談で、脂肪吸引に関するあなたの疑問や不安をとことん解決します。
より良い治療を受けるためには、あなた自身も賢くならなければなりません。
脂肪吸引とは顔や体の脂肪というのは、バターのような均一な油の塊ではなく、丸い粒状の脂肪細胞が密集した状態です。
脂肪細胞は、例えるとイクラ(魚卵)のような感じで、一粒一粒の細胞の中に脂肪分が貯えられています。
脂肪細胞自体の大きさは顕微鏡でなければ見えないほど小さなものですが、たくさん集まるとぜい肉のボリュームとなります。
さて、この脂肪細胞は乳幼児期と思春期の過食によって数が増えることが知られていますが、成人してからは一定の数で、増えることも減ることもありません。
成人してから太るのは、脂肪細胞が過食によって体内に入ってきた脂肪分を貯め込んで風船のように膨れるからであり、一方ダイエットで痩せるのは、食事制限や運動により、貯め込んだ脂肪分が消費されて細胞がしぼむことによって痩せるのです。しかし脂肪細胞はしぼんだだけで消えたわけではないので、ダイエットに成功しても、その後に過食で元に戻る(あるいは元より太ってしまう)、つまりリバウンドする可能性があります。
脂肪吸引とは、文字通り脂肪を吸い出す手術ですが、正確に言えば、脂肪を貯め込む場所である脂肪細胞を除去する手術です。除去した脂肪細胞が増えることはないので、ダイエットと違いリバウンドの心配がないのです。